就活生の方へ、グループディスカッションの基本的な流れについて

2021年7月16日

就活でよくあるのが、グループディスカッションです。名前を聞いたばかりだと、何をすればいいのかわからず不安かもしれません。この記事では、グループディスカッションの基本的な流れを紹介します。ポイントを押さえて、就活で役立ててみましょう。時間がない就活生でも基本だけ抑えてディスカッションできるよう解説します。

グループディスカッションとは

グループディスカッション
グループディスカッションとは、選考方法のひとつです。与えられた1つのテーマについて数人が議論をして、結論を出すものです。企業によっては、グループワークと呼ぶ場合があります。また、グループディスカッションでは、役割を4つに分けます。それぞれどのような役割があるのか、事前に確認しておきましょう。

司会者

司会者は、グループの進行役です。ディスカッションの進み具合を確認しながら、メンバーに意見交換を促します。メンバーの意見を聞くだけでなく、ときには意見の指摘も必要です。ディスカッションは異なる意見があるからこそ、活性化することができるでしょう。司会者は、特定の人だけが意見を言わないよう注意を払わなければなりません。意見が少ない人がいれば、司会者が質問を投げかけて、全体が意見を言えるよう流れを考えていきます。

書記係

書記係は、ディスカッションの内容を書く役です。意見をホワイトボードに記入していき、グループ全体が内容を理解できるようにしていきます。書記係は、素早く聞き取り、内容をまとめる能力が必要です。長文だと書くのが追い付きませんし、短文過ぎてもわかりにくい文章になります。ホワイトボードに書くときは、要点で内容がわかるように工夫しましょう。また、書記係は書くだけでなく、意見を促す役割でもあります。疑問点が出たら積極的に投げかけて、意見交換を高めていくと、選考担当者の印象に残りやすくなるでしょう。

タイムキーパー係

タイムキーパー係は、時間を管理する役割です。ディスカッションは時間制限があるため、適切に管理しなければなりません。それぞれの時間配分に合わせて、進行していくことが求められます。時間を測っているだけでは、選考担当者に印象を与えられないでしょう。残り時間に合わせて提案できると、進行がスムーズになります。

発信者

発信者は、アイデアを出す役割の人です。柔軟な発想力があり、論理的思考がある人が向いているでしょう。全体の意見をまとめる役割でもあるため、意見を言うだけでなく、集約力も必要です。また、発信者はグループ全体のムードメーカー的な役割も果たします。積極的に意見が出れば、グループ全体の安心感が生まれます。後先の心配をせず、意見があればどんどん発言してください。

グループディスカッションの基本的な流れ

グループディスカッション
グループディスカッションは、全部で6つの流れで進んでいきます。全体的な流れを把握して、時間内に結論が出せるよう工夫してみましょう。それぞれの具体的な流れを、次の項目から解説していきます。

役割の決定

自分の特徴を考えながら、希望の役割を選びましょう。リーダーシップがある人は司会者、発言するのが苦手な人は書記係やタイムキーパーがおすすめです。自推がない場合は、グループ全体で話し合って役割を決めます。ただし役割決定に時間をかけすぎるのは避けてください。時間がかかるとスムーズさがなくなり、選考担当者への印象が悪くなるためです。

時間配分の決定

役割が決まったら、次は時間配分の決定です。時間配分は、定義付け・アイデア出し・まとめ・準備で分配します。例えば、制限時間が30分のディスカッションの場合、それぞれ5分で分けるなどです。最後に発表の準備があるため、時間は余裕をもつようにしてください。時間配分のポイントは、配分に時間をかけないことです。ディスカッションは決められた時間に終える必要があり、時間配分に時間をかけすぎると、本議論の時間が足りなくなります。簡単に5~6分割すると、時間配分ができるでしょう。

定義付け

定義付けは、出された議論に対しての定義付けです。例えば、「優秀な社員とは」の場合、「社員とは新入社員なのか営業社員なのか、誰を指すのか」を定義付けします。事前に定義付けする理由は、何に対して議論するのか明確にするためです。先ほどの例では、「優秀な社員とは」ですが、社員の種類はさまざまです。「優秀」の内容を考える前に、何について議論するのか話し合いましょう。出された内容の多くは、大まかな要素のみです。具体的な内容に定義付けすることで、議論がしやすくなります。

アイデア出し

話し合う内容が明確になったら、次はアイデア出しです。アイデア出しは、司会者や書記係に関わらず、全員で出すようにしましょう。全員でアイデアを出すと、幅広い意見が出てくるためです。ディスカッションは、どの結論を選んでも正解です。アイデア出しの際には、正解や不正解を考えず、どんどん意見を出し合いましょう。

アイデアの「まとめ」

最後に、テーマに対する結論を出します。出たアイデアを仕分けしながら、グループ内の結論を決めます。結論の決め方は、グループ全体の共通の意見を取り入れる方法です。意見が分かれたときは、話し合いのうえ結論を決めるようにしましょう。

発表の準備

ディスカッションが終了したら、発表の準備をします。発表時間は数分程度が多いため、短い時間でまとめるよう準備しましょう。内容は、結論・根拠・具体例を含めるようにしてください。時間があるようなら、グループ全体で練習しておくと安心です。

グループディスカッションで大事なこと

グループディスカッション
グループディスカッションで大切なことは、それぞれの役割を果たすことです。司会者・書記係など自分の役割を把握して、結論に導いていきましょう。ディスカッションはグループでやりますが、お互いがライバルです。話し合いは協力しながら、自分をしっかりアピールするようにしてください。

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