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【受かる自己PR】企業が求める6つの力
2021年1月21日
目次
自己PRとは
就活において、必ずといっていいほど求められるのが「自己PR」です。あまりにも漠然としていて、どう答えたらいいか分からない人も多いのではないでしょうか。自己PRは、相手からの評価だけでなく、自分で自分の強みを伝える力が問われます。数多くの求職者の中から自分を選んでもらうためには、会社に自分自身を売り込まなければなりません。自分の強みをどれだけ認識できているかを再確認し、企業にとって有益な人材であるとアピールする必要があるのです。
就活で自己PRをする理由
自己PRには、「自分の強みを伝え、企業にとってプラスになる人材だとアピールする」という役割があります。学生の志望動機や強みが、企業の希望する能力と合致していれば、採用担当者の目に留まりやすいのです。また、企業側は学生の「人柄」も重視しています。社会経験が少なく、実績が薄いのはどの学生も同じ。企業が求める人柄かどうかを、自己PRを通して伝えましょう。自分の強みや性格の中で一番優れているものをアピールするのではなく、企業の求めている人材像と合致することをアピールするのが重要です。
自己PRを書く際の6つの力
自分自身の強みと、企業が学生に求める力を合致させるため、企業がどのような能力を持った人材を探しているのかを理解しましょう。
1.自己変革力
自己変革力とは、困難な問題を受け止め、自分自身を変えて解決できる力です。世の中の変化に対応するためには、自分自身が変化し、成長しなければなりません。昨今の情勢を考えると、自己変革力の高い人材は企業にとって有用といえます。自己変革力をアピールするには、自分が変革したことで達成したエピソードを伝えましょう。どのように自分が成長し、どういった経験を積んできたのかを具体的に示した上で、企業の中でどう活かしていくかを明確にする必要があります。
2.人間関係力
人間関係を良好に築ける力は、多くの企業が求めている資質です。業務を行うには、同僚や関係企業、クライアントなどの様々な関係者との信頼関係構築が不可欠です。人間関係力をアピールするためには、人間関係力はどのような強みがあるのかを定義した上で、自身の経験を示しましょう。解決のための努力やその結果について、具体的に説明する必要があります。そして、自身が成長した経緯や、人間関係力をどのように仕事に活かすかを伝えてください。
3.コミットメント力
コミットメント力とは、責任をもって引き受け、成果を出すことを約束する力です。忍耐強く継続的に努力を続け、結果に結びつけられる力を企業は求めています。どのような業種でもコミットメント力は所望されており、あいまいな表現では企業の評価を得ることは難しいでしょう。できる限り印象深いエピソードを伝え、どのようなコミットメント力をどう身に付け、発揮したのか、仕事ではどのように力を発揮するのかをアピールする必要があります。
4.想像力
想像力が豊富な人は、よりよい行動を考えることが得意です。「もっと売上を伸ばすためにはどうすべきか」「効率よく遂行するにはどうしたらよいか」というように自身や社内を高めていこうとする力で、企業にとって有用な人材といえます。想像力はやや説明しづらいアピールポイントです。想像力について自分なりの定義を示し、想像することが好きだという思いを伝えるのがよいでしょう。想像力が活かされたエピソードや、企業でどのように活かすかを説明することも大切です。
5.課題解決力
課題解決力とは、発生した課題を分析して原因を突き止め、解決方法を考えて実行し、課題を解決に導く能力を指します。現状を冷静に観察し、効果的な分析を行って対応できる人材を企業は求めています。自分が直面した経験を説明し、課題解決力をアピールしましょう。「課題をどう捉え、原因をどのように分析し、どうやって解決策を考え、どう実行したのか。その結果、何を得られたのか」という過程を示すことが大切です。問題の発生前と解決後の状況を比較し、数値化できるものは数値化して、具体的に伝えましょう。
6.チームワーク力
組織全体で成果を上げていく企業にとって、チームワークは欠かせない力です。仕事は上司や同僚、協力会社と連携して進んでいくため、どのような企業であってもチームワーク力は求められます。チームワーク力をアピールするには、「なぜチームワークが大切だと考えるのか」という視点が必要です。その上で、チーム内でどんな役割をもち、どのような能力を発揮してチームに貢献したのかを、具体的なエピソードの中で説明しましょう。また、チームに自主的に働きかけたことについても触れ、企業の中でもチームワークを発揮して貢献できることを伝えてください。
自己PRで大切なこと
企業は有益な人材を求めています。ですが、業界によって求められる力は異なりますので、ここまで挙げた6つの力全てを兼ね備えている必要はありません。大切なのは「志望業界で求められている力を、自分自身が持っているか」ということです。ただやみくもに、取り繕っただけの強みをどれだけ並べても、採用担当者から評価を得ることはできません。希望する企業のことをしっかりと調査し、どのような人材を求めているのかを把握してください。そして、企業が求めている力と自分自身の強みで、合致するものを見極めることが大切です。企業にとってプラスになる能力や人柄であることを、自分自身の言葉で分かりやすく示し、自己PRとして伝えましょう。