就活生に向けて、面接でアピール度の高い話をするためには

2021年3月15日

面接で成功するためには、アピール度の高い話が必要

選考が通らずに悩んでいる人は、アピールの仕方を見直してみるのが大切です。自己PRでのエピソードでうまくアピールできておらず、想像以上に評価を下げられている可能性もあります。今回は、面接の自己PRにおける、アピール度の高い行動についてご紹介します。

価値観に直結した行動

表面的な行動だけではなく、「行動によってどのような思いや情熱が生まれたか」という価値観に直結した行動はアピール度が高いです。例えば、イベント運営委員としてのエピソードを話す際、「集客力を高めるために〇〇を企画しました」というだけでは、実施した内容しか伝えられず、どこか表面的なアプローチとなってしまいます。「みんなが喜ぶために知恵を絞ること、そこに喜びを感じます。学園祭を盛り上げたいという思いから〇〇を企画しました」というように、どんな思いから行動に移すことができたのかを、自分の価値観を踏まえて面接官に伝えましょう。「すごい」と思える話は、思いや情熱まで伝えることで好印象が得られます。

能動的な行動

受動的な行動よりも、能動的な行動の方がアピールにつながりやすいです。上司の指示を待つだけでなく、自分から積極的に仕事の仕方を学んだり吸収したりしようとする社員を企業は求めています。なお、能動的な行動は自分の意思で動くことが重要であり、誰かに影響された行動や指示された行動を話してしまうと主張がちぐはぐになり、逆効果です。また、追い込まれた状態から起こした行動も、能動的とはいえません。能動的な行動をエピソードとして伝える際には、行動した理由を具体的に説明しつつ、自分の行動力をどのように仕事に活かすのかをアピールする必要があります。企業での再現性を意識し、能動的に働く姿を面接官にイメージしてもらえるように心がけましょう。

まわりを巻き込む行動

1人で頑張る行動よりも、みんなを巻き込む行動の方が、主体性やコミュニケーション能力を複合的にアピールできます。人を巻き込む行動は、自分が発信者として動き出す必要があるため、主体性の高さが伝えられます。また、まわりの人の理解を得ながら協力して物事に取り組む姿勢は、伝えたい内容を適切に表現して相手の理解を得るコミュニケーション能力の表われです。複数人で物事を進める際は、チーム内に良い雰囲気を作って活気づけられる力も大切です。ムードメーカーとして仲間から愛される性質は、企業内にも良い影響を与えられると面接官にアピールできます。エピソードを伝える際は、自分の行動で周りの人がどう変化したかを具体的に提示しつつ、企業に入社した際の活かし方を伝えましょう。

実質的なリーダーとしての行動

誰かが作ったものに参加した1人のメンバーとしての行動より、実質的なリーダーとしての行動の方が、リーダーシップや周囲を巻き込む力をアピールできます。リーダーシップは、主体性や行動力、物事を俯瞰的に見る力などの複合的なアピールが可能です。ただし、リーダーとしての力をアピールする際には、単に「リーダー経験がある」と伝えるだけでは効果は半減します。「リーダーという役割や役職」ではなく、「リーダーとしての素質をどのように活かして結果につなげたのか」を伝えるのが大切です。エピソードを伝える際は、リーダーシップが伝わる具体的な話をしてください。「メンバーを仲裁して揉め事を解決した」だけではなく、「仲裁した時に大変だったこと、意識したことは何か」まで掘り下げて、自分の潜在的な資質を伝えましょう。

アイデアを発案し、まとめる行動

議論をまとめるのが得意な「調整力」は、まとめ役にとどまらずに自分からアイデアを発案し、結果に至るプロセスまで提示できれば強いアピールポイントになります。仕事ではチームで働く機会が多く、社内の意見調整やプロジェクトの進行、クライアントとの意見調整などの場面で調整力が発揮されます。この時、主体的にアイデアを出す力があれば、成果までのプロセスをより深く認識でき、効果的な施策を打つことが可能です。「アイデアを発想するまでに費やした過程、アイデアを成功させるまでの手立て、どのような工夫で意見をまとめたのか」等、プロセスを重視したエピソードを伝えましょう。

コンセプトレベルから改善をした行動

単なる改善にとどまらず、コンセプトレベルから改善した行動を伝えると、アピール度は上がります。コンセプトレベルから改善というのは、改善の結果どのような効果があったのかが明確になっているケースを指します。仕事では様々な場面において問題の改善が求められますが、改善後の成果だけでなく、改善に至るまでのプロセスやどのような変化があったのかが重要です。「問題に対して、どのように原因を分析し、どのように解決策を見つけ出し、改善の結果得られたのは何か」という過程を伝えてください。分析力・洞察力・論理的思考力などを活かし、入社後も問題解決のために力を尽くす姿勢をアピールしましょう。

継続的な活動での行動

物事を真面目にコツコツと続けられる力は、「企業に入社したら長く勤めてくれる人材だ」というアピールにつながります。パーティーや会合などの単発イベントより、ライブのような継続的活動での行動のほうが、効果的なアピールとなるでしょう。継続力を伝えたい場合、注意したいのは「面接官は継続してきた趣味や部活自体には関心がない」という点です。「〇〇を何年続けた」といった事柄よりも、「なぜ継続できたのか」「継続した中で学んだことは何か」といった内容から、面接官は資質を見極めようとしています。企業が求めているのは「仕事でつらいことがあっても、ひたむきに取り組み、投げ出さない人」です。アピールの際は、何があっても成し遂げる責任感や、最後まであきらめずに継続する意思の強さを合わせて伝えましょう。

自分なりのコンセプトに基づいた行動

多くの学生が取り組んでいることよりも、できれば誰もやっていないようなことや、自分なりのユニークなコンセプトに基づいた行動のほうが、アピール効果が期待できます。主体的に新しい物事に挑戦できるチャレンジ精神は、常に変化を求められている企業にとって有用性の高い力です。アピールする際は、新しい取り組みを考え出す発想力や想像力だけでなく、「つらいことや難しいことにも自分なりに取り組める力」を伝えるのが大切です。他の誰も挑戦しないような困難な課題に対して、どのようなプロセスで臨み、どんな工夫や苦労をしたのかを伝えられれば、忍耐力や継続力の高さもアピールできます。「取り組みによって何を学んだか、経験をどのように仕事で活かしていくか」を提示して、企業でも力を発揮できることを伝えましょう。

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